【日本経済新聞を読む】留学生にとって小売・外食産業への就職はなぜしやすいの?
こんにちは、中の人です。
日本経済新聞の記事を読んでいくシリーズです。
その中でも、今回は「小売・外食産業」についての記事をピックアップしていこうと思います。
20年採用「増える」13%
Q:皆さんは、小売・外食産業といえばどんなイメージを持っているでしょうか?
A:「アルバイト」「労働時間長そう」「ブラック企業?「過労死…?」
あまりイメージは良くないと思います。
就活生の多くが、なかなか志望しないこの業界。
20年卒採用「増える」13% 民間調査 業種、学生とギャップも :日本経済新聞を読んでもわかるように、小売・外食産業はかなり”人手不足”に悩まされているようです。
まず、上の記事から引用したこのグラフを見てください。
もっとも人手を求めている業界は「小売」だと分かります。
反面、小売・外食産業を志望する学生の割合は下位。企業と学生の間でかなりのギャップが生まれていることが分かります。
またこの記事には、外国人留学生の採用比率が高まっていると述べた後、
外国人労働者の受け入れが進む機械器具製造業や、訪日外国人の増加で外国語の会話能力が重宝される飲食店・宿泊業で高かった
と書いています。
日本人学生が志望しない業界であれば業界であるほど、留学生の採用意欲が高まっているということです。
人繰り支える省力化・外国人 18年の中国5県求人倍率上昇
人繰り支える省力化・外国人 18年の中国5県求人倍率上昇 :日本経済新聞は、地方版(中国・四国)の記事になります。
この記事にも、「外国人労働者」というワードが何回か登場します。
例えば、
中国地方で深刻化する人手不足に対応しようと、企業が省人化や外国人活用に力を入れている
というはじめの一文。
「人手不足=外国人活用 」
という方程式が垣間見える。
また、
外国人の活用も各県で広がっている。18年10月末時点で中国5県の外国人労働者は約6万3000人と、前年同月末と比べ1割強増えた。山口県と九州を地盤とするスーパー、リテールパートナーズ(防府市)ではベトナム人技能実習生の受け入れを進める。18年は6月と9月で50人採用した。今後も年60人程度の受け入れを続ける意向だ
という内容もある。
コンビニ(小売)に入れば、特にファミリーマートで働く店員のほとんどは外国人だ。これは、留学生のアルバイトの話だけではない。その留学生が日本で”正社員”として働こうと思ったとしても、小売・外食産業へ就職する割合が高いのだ。なぜなら、日本人学生が好まない、人気のない業界だからである。
まとめ
日本人学生に人気のない「小売・外食産業」。長時間労働のイメージや、アルバイトと変わらない(と勝手に思っている)仕事内容。イメージで毛嫌いし、就職したがらないのが現状です。
そこで注目されているのが、日本で就職したい留学生。
別に、小売・外食産業への就職が悪いとは言いません。この業界でも優良企業はたくさんあると思います。
ただ、この事実を理解した上で、留学生の皆さんには就職活動をして欲しいと思い、書かせていただきました。
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