顕著な中小企業の人材不足、メッセナゴヤ2018開催
※以前、facebookにて掲載した記事の加筆修正版になります。
11月7日から10日まで、年に一度の企業展である「メッセナゴヤ2018」が、ポートメッセなごやにて行われました。今回で13回目。出展者数は1,437社・団体と過去最高を記録しました。
いろんな企業が知りたい。そんな思いから、筆者は最終日の10日に訪問しました。
今回の目次はこちらです↓
メッセナゴヤとは
メッセナゴヤ とは、愛知万博の理念(環境、科学技術、国際交流)を継承する事業として2006年にはじまった「異業種交流の祭典」です。業種や業態の枠を超え、幅広い分野・地域からの出展を募り、出展者と来場者交互の取引拡大、情報発信、異業種交流を図る、日本最大級のビジネス展示会となっています。
いわゆる、企業間でのビジネスマッチングの機会を提供する場ってことです。
まあ、大人同時の商談が中心で、学生には縁がない場所なんだなと勝手に思っていましたが……。
学生の姿がちらほら。
企業と企業のマッチングのイベントかと思いきや、広い会場の中では、黒スーツに身を包んだ学生がちらほら。企業の話に熱心に耳を傾けていました。今回の特徴は何と言っても、学生参加型の企画があった点です。「学生・企業研究LIVE!」「学生×企業 トークセッション」「最新発見ツアー」の3つの企画が当日行われ、多数の学生が参加していました。中部大学では、このイベント自体がキャリアイベントの一環であるようで、会場内で職員が学生に対し、喝をいれている様子も伺えました。
A大学の筆者にとっては肩身が狭かったですが……。
愛知ブランドとは
愛知県が率先して行う、愛知のものづくりを世界規模で発信していくために登場した、優れたものづくり企業の総称です。
認定の基準は、
優れた理念、トップのリーダーシップのもと、業務プロセスの革新を進め、独自の強みを発揮し、環境に配慮しつつ、顧客起点のブランド価値等の構築による顧客価値を形成している製造企業
愛知ブランドより引用
この再会話はさておき……。
「学生に愛知ブランドをもっと知ってもらいたい」。
1個以上の正解で景品がもらえるというかなり条件の甘いクイズラリーだったという感想を抱きました。
まとめ
今回この展覧会に参加したことで、筆者は中小企業の人手不足問題を再認識させられました。とはいえ本来は、企業と企業の新たな商談を生み出す場であったはずです。それが一部のブースでは、新卒人材確保が主な目的となってしまっていました。この現状が良いのか悪いのかは筆者には分かりませんが、本来のメッセナゴヤの目的が失われてしまっているのではないでしょうか。
参考記事はこちら