ツナグコトのブログ

私たちツナグコトの活動を発信するためのブログです。その他にも、愛知県の優良中小企業の情報やイベントなどを書いていこうかなーと思います!!

イベント紹介「名古屋イノベーションコミュニティキックオフウィーク」

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名古屋って、起業とかフリーランス向けのイベントって少ないですよね。そもそも、就職系のイベントも多いとは言えない。

だからか、「働く=どこかの企業に就職して働くこと」という方程式が、ほとんどの学生の頭の中を占めていると思うんです。これが正しくないとは言いませんが。ただ、選択肢がない状態だと警告したいんです。

新卒で大企業へ入社して、ある程度の収入を得て、家庭を持って、子供を養って、老後の“自由な”時間を目標にただただ“働く”。こんな人生って本当に実現できるのでしょうか?

 

今回は、「働く=就職する」以外の選択肢を作るためのイベントを紹介します。

 

 

「「#起業しろ」がイノベーションの正解なのか?」

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facebookイベントページより引用

1月21日〜26日にかけて、名古屋駅周辺で開催された企画です。“名古屋イノベーションコミュニティキックオフウィーク”と題されたこのイベント。「名古屋は安定志向だから、イノベーションに向いていない」という固定概念を覆すことを目標に発足。中心メンバーは颯田夕貴。前職はアドプランナーの営業として活躍し、そこでの繋がりを生かしてignoranciaを立ち上げたそうです。

将来は、海に浮かぶ学校を作りたいのだとか。

今後に期待ですね。

 

2日目 途上国でのソーシャルITビジネス

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ヨッピー 「37歳のおっさん、英語留学しにフィリピンに行く in セブ島」より引用

概要

筆者は2日目に参加しました。2日目の登壇者は、父の会社であるアトム技研で働きながら、その他にも様々な会社の立ち上げやマーケティングなどに関わる水野博之氏でした。

彼が話した主な内容は、自身も関わっている事業であるフィリピンでの社会貢献についてでした。

 

彼自身、社会への貢献で行っている事業が4つあり、

 

1つ目は社会の骨組みを作る事業

2つ目は清掃事業

3つ目は環境改善事業

4つ目は空き時間を有効活用する人材事業

 

と、一見一貫性がないものの、根幹は途上国(フィリピン)の暮らしをよくしたいという考え方に繋がっていました。

 

なぜフィリピンか

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英語が公用語であり、かつ日本人がビジネスをしやすい環境が揃っていたからだそうです。

偶然といえば、偶然です。

水野氏は、たまたま何か社会貢献をやりたいと思っていた時に、フィリピンの現状を知り、ここでビジネスを展開できるのではないかと考えたようです。そこから、今のフィリピンでのビジネスパートナーと出会い、社会貢献事業を展開するようになったそうです。

社会貢献

社会貢献には2つの手法があります。

1つ目は、個人での社会貢献。

これは、一番オーソドックスに見えるし、青年海外協力隊などを筆者はイメージしました。しかし個人での社会貢献の場合、お金をほとんどかけることなく事業を起こさなければいけません。だから、大きな社会変動をその国にもたらすことができないというデメリットがあります。

対して2つ目の企業での社会貢献は、大金を動かし、その国に莫大な利益を生み出します。しかし、あくまでも企業にとってその社会貢献は株価を下落させないための宣伝ツールであり、社会貢献の“本来の意味”からはかけ離れているという現実もあります。

 

良し悪しをつけることは難しいです。

確かに、個人での社会貢献には“ストーリー”があり、途上国の人との関わりがある。対して企業での社会貢献は、影響力や現実性は高いものの、ただの宣伝ツールでしかないという“矛盾性”。

どちらで社会貢献を行うかはその人次第、ということです。

 

将来、社会貢献をしたい、貧しい人を救いたいと考えている方は、一度踏みとどまって考えてみてはいかがでしょうか。

 

まとめ

さて、今回は名古屋で行われている就活イベントとも企業交流会とも違う「世の中の見方がちょっと変わる勉強会」を紹介しました。まだ、26日土曜日の「海外と日本の金融リテラシーギャップ」が残っているので、気になった方はぜひ参加してみてはいかがでしょうか。